クラシックの名曲を質の高い演奏で、初めて演奏会にいらっしゃる方にも、より親しみやすく楽しんでいただけるコンサートを企画しようと、NHK交響楽団の現役メンバーとピアニストの6人で1987年に結成された。当初はストリングカルテットを中心に活動を続けてきたが、メンバーである横山俊朗による編曲で、弦楽5部+ピアノという変則的な編成のアンサンブルを確立させた。そのジャンルはクラシックはもちろん、映画音楽・民謡にまで及び、アンサンブルクラルテのオリジナルサウンドとして聴衆を魅了している。年十数回に及ぶ演奏会の場は都内のホールはもとより、6人編成という機動力を生かし、全国の市・町立文化ホールまで広がっている。住友生命チャリティーコンサートに4回の出演、好評を博す。
親しみやすいプログラムに、ヴァイオリンの横山俊朗による軽妙なトークで進行するコンサートは、6人編成の曲を中心に、各々の楽器の独奏・デュオ・ピアノトリオ・ストリングトリオ・ピアノカルテット・ストリングカルテット・ピアノクインテット、時には管打楽器奏者や邦楽の方々とのジョイントを含め、多様なニーズに応える演奏会を行っている。また、これらの特長を生かし、小中学生の音楽鑑賞教室も度々行っている。
2006年3月にはNHK-FM「FM日曜クラシックスペシャル」に出演、好評を博す。